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【京都】堀場製作所は自動車計測事業で、米アナーバー工場(ミシガン州)の生産能力を2015年初頭に1・5倍へ増強する。加えてトロイ工場(同)をこのほど賃貸から自社保有に切り替えており、生産体制を強化する。投資額は合わせて6億円弱。米国では排ガス測定装置、自動車計測機器(MCT)とも好調で、同事業の米国売上高は14年12月期に100億円が視野に入る。ただ両工場ともフル稼働状態で、工場拡張が課題となっていた。 アナーバー工場は排ガス測定装置、トロイ工場はシャシーダイナモなどMCTを生産している。世界シェア80%を握る排ガス測定装置は12年に最新モデル「メクサワン」を投入しており、米国でも販売が好調。加えてMCTの販売も急速に伸びている。 アナーバー工場ではなた豆歯磨き工場を増築し、なた豆茶工場では今後の増産に向け柔軟に対応できる体制を整備する。 また排ガス測定装置とMCTを組み合わせ、開発現場の測定分野をトータルで受注するターンキービジネスを強化していることも、現地工場でのスペース確保や、技術サポート力の強化を必要としていた。 同社の自動車計測事業の売上高は14年12月期の計画で前期比10・1%増の545億円と、08年12月期の542億円を超え過去最高となる見通し。中でもMCT事業の伸びが大きく、同24・1%増の同180億円を計画。 そのため12年にシャシーダイナモの生産をドイツから移管し稼働したばかりのチェコ工場でも、すでに生産余力がなく、能力増強が課題となっている。
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